物置
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2004/08/01 KOF NEOWAVEをやってみた。

アトミスウェーブなる新基盤でリリースされることになったKOFがようやく出たわけだが、なんというか「とりあえず移植しました」って感じ。新グラフィックや新キャラは皆無で(ボスのギースくらいか)、勝利メッセージもない。でもまぁ、KOFってのは毎年おなじみの面々が戦うゲームだからいいんであって、新キャラがいないことはむしろ良いことに思える。ヘンに新キャラ加えてバランスくずしたりキャラかぶりまくりだったりするよりはね。

しかしそれより、1戦ごとにBGMが止まるのが激しく嫌だ。SNKのゲームはその辺は一貫してノンストップでやってきていたはずだが…基盤の仕様だろうか。聞くところによるとROMからロードしながら動いているらしいからな。ロード中は音が鳴らせないのかもしれない…!? いくらなんでも、回避方法くらいあるだろう。そういった部分も含めて、たぶんまだ基盤の機能を把握しきっていないソフトなんだと思う。間に合わせで移植した、って感じで。

とりあえずヘンにいじっていないのは好感が持てる。でも対戦とかやったら、やっぱりひたすらめくりあうというゲームに。いいかげんめくりはナシにして欲しい気分だ…あるいは対空は後頭部の方に出るようにするとか。

2004/08/04 その名はAW-NET

KOF NEOWAVEの基盤であるアトミスウェーブは、カードを差し込むところがあって、専用のカードを使うとなんかイイコトがあるらしい。SEGAのイニDとかチャロン4thとかみたいなものか…と思い、話のタネに買ってみようと思ったら、なんと500円もしやがる! 100円くらいじゃないのかよ。

500円…はっきり言って高い。どうする? ちょっとした本が買える値段だぞ? しかし…その価値があるということなのだろうか? どういうメリットがあるか知らないのに買うにはでかすぎる博打じゃないか!? …延々と悩んだ末、ええいと勢いを付けて買ってしまった。

そしてそれを入れてKOFを始めてみると、画面に「真剣勝負」「通常」「練習中」「全キャラ使い」などの文字が出てきた。「練習中」を選ぶと乱入されなくなる(あるいは画面上にそのような表示が出る)のか? と思い、とりあえず「練習中」を選んでみると…なんと勝手に3人のキャラクターやモードが決まって試合が始まってしまった! キャラセレクトさせてくんないの!? なにこれバグ!?

使いたいわけでもないキャラ&モードで始まった試合は放っておいて店員に事情を伝えると、やる気なさげに「そんなはずないんですけどねぇ」と答えるばかり。そうしてる間にこちらの3人はぶっ倒されて試合終了ゲームオーバー。カード代の500円とゲーム代の100円の合計600円はまったく無意味に消えていった。

なんだそりゃ、金返せ!!

あとで調べてみると、どうやら、カード販売機はゲームのそばにあるのだが、そこで買ったカードはすぐには使えないようだ。携帯からAW-NETのサイトにつないで会員になって(なんと有料!)、カードに書いてある番号から登録して、そこで使用キャラとかを決めて、そういった下準備をしてからようやくカードを差し込んで使えるようになるらしい。なーるほど。

……やっぱ、金返せ。

2004/08/06 Sonyの思い出

なにやらSonyがピンチらしい。私はビデオはベータを愛用し、後に8mmも買い、DATに音楽を入れて聴いていたので、Sonyにはそれなりに思い入れもあった。でも今のSonyに思い入れはない。

個人的にSonyに対する不信感が確実になったのはDATの商品展開をあまり本気で行わず、MDにシフトしようとした辺りだ。私はお気に入りのレコード(ゴダイゴのアルバム)のCD版が出た時に買ってみて、音質がずいぶん味気なくなってしまっていたのにショックを受けたことがあり、CDは「音質はレコードに劣るけど劣化しないのは便利」と捉えている。そんな時にDATが出たので「こういうのを待っていたんだ!」とばかりに購入、レコードからダビングして聴いていた。

ダビングの時点での劣化はあるだろうけど、ノイズの有無より生音に近い音質を優先したわけだ。で、他にDATのようなものを出すメーカーもなかったので、「やっぱりSonyだよな」みたいに思っていた。だからまさか、そのSonyが音質が悪くても聴ければいいだろう的な(ベータ派から見たVHSような)MDを出し、しかもそっちをメインに広告展開していくのは驚きだった。

それでも自分はかまわずDATを使っていたわけだが(Sonyのムチャクチャ小さいDATウォークマンを愛用。あれは壊れやすいけど名機だと思う)、DAT内蔵コンポが壊れた時に買い換えようと思ったらそういう商品は無くなっていた。どいつもこいつもMDばかりで。この辺りですでに「Sonyでなければならない商品」は無くなっていたように思う。

その後、Sonyの音楽を聴ける携帯電話、auの404Sという機種を買ったが、これで実際に音楽を聴くまでの苦労は並大抵のものではなかった。ここに書くと恐ろしく長くなるので省くが、実際に音楽を聴けるようになるまでに追加で15000円くらいの出費と、2ヶ月以上の期間がかかった。そして一度入れた曲は、二度と入れ替えることはなかった(手間と時間がかかりすぎてやってらんない)。

今、自分の周りで使っているSony製品はCLIEくらいだ(SonyというかPalmなわけだが)。PS、PS2は、今のところ使っていない。CLIEは毎日使っている必需品なので、これだけは大切だけどね。

そんなわけで、2chとかでも言われているが、今のSonyはかつてのとんがった商品を出すSonyではなくなってしまった。看板は同じものを掲げていても、中の人間は時間と共に入れ替わってしまったようだ。伝説的な創立者が亡くなってしまったのが大きいのかも。もう、このまま腐っていくだけなのかな…。個人的にはへたに過去のブランドイメージでじりじりと食いつないでいくくらいなら、雪印や三菱みたいに一度体制を見直してリセットして欲しい気分だ。

2004/08/07 土日、奈良の天理になぜか行くことに。

それはともかくとして、日記ってのは書きたいことがたまるとなかなか書けないものだ。あれもこれもどれから手を付けるべきかとか考えると、結局なにひとつとして書けなかったりする。

2004/08/09 Sonyの思い出・追加

そーいえば、もうひとつSonyに対しての不信感が確実になった事件があった。

”テレビまたはディスプレイ=ゲームの画面を映すもの”、という私にとって、かつてSonyの『プロフィール』は最高のものだった。RGB21ピン入力を備え、縦横どちらでも使えるので縦シューも対応、基盤モノを使うにしてもばっちりだ。大学生のころ私はこの『プロフィール』が激しく欲しかったわけだが、あまりに高価な高嶺の花だった。

それから時が流れ、就職し、自分である程度稼げるようになって、いよいよ念願の『プロフィール』を買ってやろうと考え始めた時…すでに『プロフィール』は生産中止になっていた。で、だったらそのコンセプトを継ぐ新製品があればいいんだが、当時の(いや、今もか)Sonyのラインナップを見ても、あるのは”ふつーのテレビ”ばかり。基盤で縦シューをやる人のことも考えてくれていた(?)『プロフィール』のようなとんがった商品はまったくない。言ってしまえば、他のメーカーのを買っても変わらない商品しか無かったのだ(トリニトロンの優位性はあったとしても)。

DAT→MDの時も思ったことだが、「多くの人はそこまで求めていないとしても最高品質のものを作る」っていうスタンスが好きだったSonyが「大衆受けする手軽さ重視の商品開発」にシフトして、…それはいいんだが、シフトする際に前にあったコンセプトをなかったことにしてしまう所業に、かなりがっかりしたものだ。正直DATには欠点も多かったが、だからこそSonyにはそのコンセプトを継ぎつつ欠点を克服した新しい商品開発、というラインも残しておいて欲しかった。それは実用性だけじゃなくて、ロマンでもあるのだから。

2004/08/15 まさかこれほどとは

このリハクの目をもってしても…ってな感じで、「今までSNKのポリゲーはみんなやってきたし(実は蒼紅の刃だけやってない)、まぁなじみのキャラが3Dになったらどんな風なのか興味あるから買ってみるかな」くらいに考えていた『KOFマキシマムインパクト』。かなり面白い。

どこにも売っていなくて、ようやく入手して、そしたら今度はやめられなて朝になって寝る時間が無いよどうしようって感じ。非常にまずい。

2004/08/16 パッドで格闘ゲームひさしぶりだから

今日は一日、指が痛い。左右の親指がヒリヒリと痛む。素直にレバー使えばいいんだろうけど、深夜にレバーの音はちょっとうるさいし、KOFMIはパッドでもあまり問題なく出来るので、慣れない親指を酷使してしまったのだ。

簡単操作で爽快連続技が入るこのゲーム、「昔は格闘ゲームやってたけど最近のにはついていけなくてやってないなぁ」って人にもやって欲しいものだ。む、SVCや侍魂零の時も同じこと言っていたな。まぁどれも、素早い操作や忙しい入力が苦手(立ち大Pキャンセル昇竜拳がほとんどできない)な私でも楽にできるものだからな。

2004/08/18 鉄騎大戦0818 七面鳥撃ち

第4クール第1ターン。前クールからの持ち越してきた、(第1ターンの時点では)まだ発売されていないスカーフェイスを使う。で、ひさしぶりにいい感じで暴れられた。

スカーフェイスやボルテクスは長距離での戦いが得意なので、相手としてはこちらを見つけたら速攻で間合いを詰めてくるのだが、この日のプレイでは、仲間がHSD軍では買えないはずのディサイダーやファルシオンを持っていて(これも前クールからの持ち越しだろう)、敵の部隊と近接戦闘を繰り広げてくれた。

つまり、いつもならスナイパーモードに入って×12ズームとなったモニタに映る敵影はまっすぐこちらに向かって走ってきている姿なのだが、今回の敵は近くのVTと交戦状態なのでその場から動けないのだ。相手が距離を詰めてこないなら、「七面鳥撃ちより簡単だぜ!!(←外人部隊・談)」てな状態。いっぱいに余裕を持った距離2200mでの狙撃がやりほうだい。

やはりHSD軍は、役割分担がポイントだ。単騎での性能はPRF軍に劣るが、連携がツボにはまると面白いように勝てる。こういう戦いがたまにあるから、その倍以上の回数ボロ負けしていても、やっぱり鉄騎大戦はやめられない。

2004/08/19 スト3.3

XBOX Liveで対戦できるってことで、再び興味のわいてきたスト3。DC版を引っ張り出してきて、練習してみる。以前に練習した時は、正直何をしていいのかよくわからなかった。というか、実は今なお、スト3というゲームの遊び方をはっきりとはわかっていない。

ネットで色々調べてみたところ、「投げゲー」という印象が…。私が対戦格闘では嫌って避けている当て投げ(細かい技を当ててから歩いて投げる)が、基本の戦術となっているらしい。で、それをかわそうとする相手との駆け引きがそこにあるとのことだが…。なんか、私には合わないかもしれないな…神経がすり減りそうだ。

その後もCPU戦などをやってみたが、どうにも要領をつかめない。そもそも、投げの攻防なんて、CPU相手じゃ意味ないじゃんって感じだし。というわけで、いまだにこのゲームの遊び方が理解できていない。

ゲームの遊び方ってのは言うまでもないけど、「どの辺りを楽しむゲームなのか」っていう意味ね。侍魂なら「間合いを計っての狙い澄ました大斬り」とかいう感じの、そのゲームは何をメインに、何を目指して楽しむゲームなのかっていう部分のこと。

2004/08/22 キケンなブツ

これから入稿で忙しくなるのと、純粋にやってみて欲しかったので、KOFMIはPha氏に貸した。寝る前にちょっと…とかいう気持ちでやるとひどい目にあってしまうソフトだから、その方がよかった。

別にPha氏にひどい目にあって欲しいという意味ではない…よ。

2004/08/23 マーカーランチャーは近接信管

コンビニにいったらレジの奥にカラーボールってのがあって。強盗とかが逃げる時に後ろからぶつけると、破裂して中に詰まった塗料が相手に色をつけるらしいんだけど。

鉄騎大戦やってるやつは10人が10人、直撃しなくても相手の近くで破裂するもんだと思うだろうね。何の疑問もなく。ちなみに私は最初に見た時に当然のようにそう思って、あとから「ん?もしかして直撃させなきゃだめか」と気づいたが、後に同じ店に行ってまたカラーボールを見た時にはやはり相手の近くで自動的に破裂するもんだと当然のように思った。

2004/08/25 鉄騎大戦0825 ひどい目に遭う・前編

空いてた部屋に入ったら「第一・第二世代部屋」だった。まだ販売していない第二世代VT(つまり前クールからの持ち越し)を使っていいよ、という部屋だ。最初に相手(PRF陣営)から念を押されて気づいた。そうは言っても、そんなに持ち越しのVTなんて持ってきてないし、結局こっちは第一世代で出るしかないんだけどね。ただ、わざわざ「第一・第二世代部屋です」と言ってきたくらいだから、それを言った人は第二世代VTを出してくるつもりなんだろうなぁ、くらいは思った。

そこのマップ構造は、山の上の拠点をめぐる攻防。こちらが攻め側なので、山の上に上って拠点を取れば勝ちだ。向こうはそれを守らなければならない。山の上に上がるルートは3つ。そしてその部屋の人数は3vs3。防御側としては、もっともベタな作戦としては3つのルートそれぞれに1機づつVTを配置して守るという方法だろう。しかし長距離兵器を多く持つ我がHSD軍、それならそれで山の下から狙撃すればいいことだ。

そう思い、とりあえず3つのルートそれぞれに分かれて進行し、見かけた敵の数を無線で伝え合うことにした。どこかに2機いればどこかが手薄なわけだし、とにかく早い段階で敵の配置を調べて、手薄なルートを探そうという作戦だ。

私は東側から進行。逆サイドである西側を進む仲間に連絡、そしてサブモニタはライブモードに切り替える。ライブモードは、通信相手のガンカメラに映る映像をリアルタイムで見られるモードだ。通信を入れて「敵いそうですかー?」と聞いたとたんにサブモニタに凄い勢いで接近してくる2機の敵影が。「2機います!」…ええ、見えてますよ。しかも山を下って攻めてきているし。それはいい。山の上に残っているのは1機だけとわかったのだから。ただ、サブモニタに映る機影が気になる。1機はすぐ視界から消えたのでわからないが、もう1機、今ガンカメラから送られてくる映像に見える敵VT。見慣れないシルエットなんだけど…と思ったら、サブモニタの中で青白く丸い光が見える!

「レールガンだ!!」「もしかしてM3(※)か!?」という一瞬の会話の後、サブモニタが砂嵐になる。
※M3…プロミネンスM3。タマの少ない限定機なのでレアなVTと言える。全VTの中でもかなり強い方。固定装備のレールガンは第一世代VTを一撃で落とすほどの威力と恐ろしい弾速を誇る。発射直前にマズルが青白く光る。

まさかそんな強力なVTを出してくるとは思ってなかったので少々面食らったが、むしろこの時私は勝ちを確信した。どんなに強いVTだろうがこの面は山の上の拠点をとってしまえば勝ちだ。西側を進んでいた味方は瞬殺されたので山を降りてきた2機がその後どう動いているかはわからないが、こちらは私ともう1機が、のこりの2つのルートから山を登っている。どちらかが上の拠点をとりさえすればいいのだ。

私の進む東側ルートは山頂までやや時間がかかるので、中央ルートを進むもう1機の仲間の方が先に坂を登りきった。ここで、その仲間が敵と遭遇すれば、私の進む先に敵はいないってことになるはずだ。通信を入れる。「そっちに敵いますか?」帰ってきた返事は「います!」

これで決まりだ、私が坂を登りきれば拠点を占拠して勝利確定! と思った。その連絡を聞いた時は、本当にね。でもライブモードにしたままのサブモニタを見て、そこに送られた映像を見て…この時の絶望感は、ちょっといい例えが思いつかないね。とにかく、そんなのありかよ!って叫びたい気分だった。[→to be continue]

2004/08/28 鉄騎大戦0828 ひどい目に遭う・後編

「第一・第二世代部屋ですから」と最初に敵であるPRFの人は言ってきてはいたけど、それにしたってレールガン&マルチミサイル搭載のレアVT、プロミネンスM3を出してくるのはやりすぎだろうと思ったわけだが。それでも山の上の拠点を取りさえすればいいわけだからと他の2本の山道をえっちらおっちら登っていって。そして先に中央ルートを登り終えた仲間からの通信に映っていた映像は…なんとシープドッグ(※)だった…。
※基本的に敵の位置がわからないこのゲームにおいて、唯一高性能レーダーを装備し敵の動きをすべて見通せてしまう索敵型VT。しかもムチャクチャ足が速い。以前こいつに追いかけられた時、こっちはスカーフェイス2のホイールダッシュ(時速約150km)なのに、ダッシュを使わずずしずしと歩くこいつに追いつかれた時には何の冗談かと思った。あまりにズルい性能なので値段は高く入手も難しいレアVT。

シープドッグがいるってことは、こちらの行動はすべて筒抜けだというわけで、つまり東側からこっそり上っている私の行動もすべてお見通しってわけだ。先ほど、西側の斜面を敵VT2機が降りていったのだが、東側から私が登っているとわかればたぶん引き返しているだろう。だがそれでも、こっちが先に山を登り切ってしまえば!?

そう思って必死に登るが、東側の斜面は傾斜がきつくてスピードが出せない。よくばってギアを3速に入れるとスカーフェイスではトルク不足で一気に止まってしまう。こんなことなら登坂力に優れたボルテクスに乗ってくるんだったよ…と後悔しながらもなんとか登り切る。ちなみに中央を登った仲間はシープドッグに落とされた。まぁ、仕方ないよな…。

で、やっとこさ東側の斜面を登り切ったら…もうすでにWARN警告(敵にロックオンされると表示される)が。やっぱり戻ってきていたようだが、まだ敵は山頂の西側でかなり遠いみたいだから、望みはあるかもしれない。サイトを合わせたところ、距離は約2400。交戦状態になるにはまだ時間がある…と思ったら、弾が飛んでくる。その弾速は間違いなくスナイパーライフル、しかも距離2400で当てられるのは第二世代以降に装備されている370-sr(スカーフェイス2などのメイン武器)だ。最初に確認できなかった1機はスカーフェイス2だったのかもしれない。こちらもスナイパーライフルは持っているが、スナイプ合戦は先手を取られると不利だし、こちらの目的は拠点占拠なので、攻撃をかわしながら接近することにする。

敵のスナイパーライフルをかわしながら目的の拠点に近づいていくと…今度はイヤ〜な青い光が見える! とっさにレールガンをかわすけど、M3はそのまま接近してくる。で、後方からはまたスナイパーライフルの弾が飛んできて、それも必死にかわしたところに接近してきたM3に、2発目のレールガンを合わせらる。当然一撃でコクピットは火花を散らすことになり、脱出。

再出撃してあらためてレーダーを見ると、一番最初にやられて再出撃した仲間が、ひとりまた斜面を登ろうとしていたので通信を入れる。「敵にはシープドッグいるから単騎で乗り込んでも集中砲火浴びるだけですよ」と言って引き留めたものの、ではどうやってこの状況を打破すればいいのか、皆目検討がつかない。

まったく同じタイミングで3機同時に登って飛び込むか、それとも固まっていくべきか…。とりあえず山の下の平地にある拠点を取ってポイントを稼ぐことにする。ポイントに余裕が出れば、多少は無茶な作戦もできるだろうと思い、結論を先送りにしたようなかたちだ。

で、山頂を見上げながら低地の拠点の上に突っ立っている(拠点の上に約30秒いれば占拠したことになる)と、…突然後ろから撃たれる!! あわててスライドステップしながらサブモニタをバックビューに変えると、シープドックのヤツがわざわざ別ルートから山を下りて後ろまでこっそり近づいていたらしい!! こっちが拠点占拠に動いたのも、そして機体がどっちを向いているかも、シープドッグには筒抜けだ。気づかれずに後ろを取るなんて、楽勝だろう。

必死で攻撃をかわしてなんとか旋回戦に持ち込むが、やはりスピードの差はでかすぎて、すぐにまた後ろを取られる。結局そのまま撃破されて敗北。最後まで我々はシープドッグの手のひらの上だったわけだ。最初の作戦も、劣勢状態での戦略も、圧倒的な力の前にすべて掌握されていたわけだ。なんつーか…自分らのピエロっぷりがすげー悲しく、すげー悔しい!!

でも同時に、シープドックは強力な兵隊がいれば(シープドッグ自身の攻撃力はたいしたことない)ここまで脅威になるんだなってのはわかった。巧いシープドッグ使いとは、通信にて的確にそして決して高圧的にならないように指示を与えられる人のことを言うらしい。ちょっと研究してみる価値はあるかな…とか思った。

2004/08/30 これが680円だと!? 信じられんな!!

9月〜10月のソフトラインナップには、SVCとかDOAUとかSFUとか(略だらけでわかりにくいか)色々あるわけだが、それらの格闘ゲームより期待しているソフトがある。それが『ファントムダスト』だ。ギャザリングのようにデッキを組む楽しさとアクションの融合。その体験版が今日発売のF通XBOXに付いてくると聞いていたので楽しみにしていたのだが、実際買ってその体験版をプレイしてみると、こりゃスゲェや!!

画面の見た目はバーチャロンみたいにフィールドを走りながらロックオンした対象と弾を撃ち合うアクションゲームなのだが、その攻撃の弾が、引いたカードで決まる。本当の名称はデッキとかカードじゃないんだけど便宜上そう表記しとく。で、カードには直接攻撃系の他に、防御系、状態変化系、さらに敵のカードを消滅させるものなどもあり、同時に4つ持てる。1回使ったら消えてしまうものや、使用回数無制限のものもある。特殊な条件でのみ仕える強力なカードもある。

で、この体験版の凄いところは、体験版のくせにXBOX Liveで通信対戦ができることだ!! おまけに2ヶ月無料カードまで付いてくるし、サービス満点すぎ!! というか、ネット対戦した時こそこのゲームの面白さの真価がわかるからだとは思うが、それにしてもこれだけ気前いい体験版がついて680円とは…XBOX Liveのアカウントは2つ持ってるから、F通XBOXを2冊買えばとりあえず家だけでも対戦ができるな。よし、そうしよう。

ちなみに夜はさっそくLiveで他の人と対戦したのだが、防御系カードが熱い。ある人に飛び道具系の攻撃を放ったら、その直後に自分の身体が電磁波に縛られて動けなくなる!! 「パラライズバリア」とか言う防御カードで、これで攻撃を受け止めた場合、攻撃した側が3秒間動けなくなる、というものらしい。何度も引っかかったよ。これを装備されるとうかつに攻撃できない。他の人に攻撃したところを後ろから撃つとかすれば大丈夫か。一応、相手の防御系カードを消滅させる特殊なカードもある。

こちらも強力な防御系カードは入れていたので、熱いこともあった。フィールドには私と相手の2人(他のプレイヤーのHPはすでに0)。私の体力はわずか。で、相手はとどめとばかりに至近距離から強力な拡散系レーザーを発射する!! が、それを待っていた私はすべてを吸収系防御で受け止める。カードゲームで言うカウンターな状態だ。そして私のHPはMAXに!! 形勢は一気に逆転、なんてことも実際にあった。

もちろんそこはギャザリングなわけで、その時に欲しいカードが出るかどうかはわからない。デッキの中からランダムで出てくるのだから。だからといって強力なカードばかり入れても序盤は強力なカードを使うためのコストが無かったりするし。その辺りも含めて、久々に戦略とアクションが幸せな融合を果たしたゲームの登場となりそうだ。製品版の発売は9月23日。体験版を1日やってみただけの感想だが、やっぱりこいつは買いだね!!

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