とあるゲーマーの日常。

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2011年02月03日（木）　 駄PV 戦場のヴァルキュリア3のPVをたまたま見たのだが、ジャンルとしては戦争SLGになると思うのだが、すっっっごくつまらなそうに見えた。 内容はわからない。面白いかもしれない。だがPV見たら一気にやる気を失うだろう。 なんか。事情を抱えた特別な主人公が。ひとめでわかる悪い敵が。戦場という設定とまるでミスマッチな安っぽいヒロイックなセリフが。自分が特別な存在であることを意識しまくったカッコ付けセリフが。 悪い意味で厨二すぎる（伊集院が言いだした言葉ではなく今普及した方ね）。 吹っ切った厨二、がんがん前に押す厨二は好きだが、なぜこういうのはこんなに嫌なんだろう。 自分がスペシャルな、絶対死なない存在であることを疑いのなく信じて舞台劇のような大仰な態度で苦悩し、決意を高らかに叫び、偉そうなことを言う主人公が、戦場というシビアな場所にあまりに似つかわしくなく。 戦場がシビアな場所だということは描いているように見える。なのに主人公は自分が死なないという設定に甘えて敵を目の前にしてうじうじ悩んでいるのが……不快な印象を与える。 つーか戦争SLGだったらそこがどんな風に面白いのかを見せろよ! 記憶のない主人公が自分を取り戻すとか誇りを取り戻すとか、最初から最後までそんなPV見たらじゃないか。これじゃ何のゲームかさっぱりわかんねぇよ。

2011年02月07日（月）　 2巻も変わらず面白い『のりりん』 発売から1ヶ月遅れでようやく『のりりん』の2巻を読んだけど、やっぱ面白いわーこの漫画。 田舎独特の狭くて腐れ縁な相関図によるキャラクターもみんないい感じだし、全力で漕いで30Km/h「あれ? 思ったより遅い」→必死に漕ぐもどんどん遅くなっていくくだりなんて、サイクルコンピュータつけたばかりの自転車に乗った時のあるある過ぎて苦笑せざるを得ない。 ほんと、この漫画はマジオススメ。 早くまた自転車乗れる季節にならんかのぅ。

2011年02月12日（土）　 WIZARDの正体 自転車用品とかウェアを出してるWIZARDってブランドがある。 一流ブランドほど高くないけど、安くてそこそこなもの出すブランドって感じだ。 バイクのヘルメットで言えばDIC（大日本インキ）みたいな位置かな。 WIZARDっていうブランド名からはどんな会社なのかイメージできなくて、海外メーカーかな? とか思っていたのだけど、まさか…… http://www.wizard01.com/aboutus/ 大阪の従業員数10人という中小企業、しかも会社名が『みどり製作所』だとは思わなかった。 まぁ、こういう日本の会社には頑張って欲しいよね。 だからってわけじゃないけど、安くてそこそこなWIZARDのウィンドブレーカー買ったよ。

2011年02月13日（日）　 3年前の携帯を中古で買った iPhoneと別に持つ携帯電話を新調した。 今のメイン携帯であるW51SAは来年使えなくなる。 それは先の話ではあるが、欲しいモデルはあったので機会があればキープしておきたかったのだ。 自分の使う機能は欲しいが、使わない機能はいらない。 その上で小さくて軽いのが理想。折り畳みは選考外。 そういった自分にとって理想に近いのが（もう売ってないから仕方なく）オクで落札したW63T、通称Sportioというわけだ。 スピーカーが背面にしかないので机の上に置いたらとたんに音が聞こえなくなるのが欠点だが（W51SAやW54SAは両サイドにステレオスピーカーがついてるのでそういうことがない）、それ以外はだいたい理想に合致している。 こういうコンパクトで軽い携帯、最近は全然ないからなぁ。2008年のもう売ってない機種を探すしかない。 それにしても携帯って置くときに背面を下にして置くのが一般的だと思うのだけど、多くの携帯のスピーカーが背面についてて机に置くと音がとたんに聞こえなくなるって意味不明だよなぁ。なんでだろう。

2011年02月18日（金）　 チャンピオンの良作品のひとつがもうすぐ終わるな しばらくつらい展開が続いていた『ナンバデッドエンド』、少し前から良い方向へ話が動き始め、大団円に向かっているように見える。 そして今週ようやく、作品全体として一番の問題だった兄とのすれ違いが、紆余曲折あって和解できた。 連載開始から存在した一番の難関、いわゆるラスボスな問題が解決したので、最終回はもうすぐだろう。 何年も連載していた漫画のある意味クライマックスとも言える話だがその内容は静かで、今までの展開があったからこその会話や、ひやかし要員に見えていい味出してるサブキャラたちも含め、読んでてぼろぼろと泣けた。もちろんチャンピオン買ってきて家で読んでの話。立ち読みだったらやばかった。 一応ジャンルとしてはヤンキー漫画（といっても一般的なヤンキー漫画ではないが）なのでおおっぴらに言うことはこれまでなかったが、もうすぐ終わるだろうから、言っておく。 『ナンバデッドエンド』、大好きだ。

2011年02月23日（水）　 死を願われる人間 たまにネットに書き込んだりすると、「死ね」「死んでくれ」「誰かこいつを殺してくれないかな」と言われるので、何がそんなに人々を怒らせる原因になってるのかなと思ったが、あとで思い返してみると、共通する理由が書いてあった。 「キモいから死ね」「気持ち悪い、死んでくれ」「キモい、誰かこいつを殺してくれないかな」という感じで、死んで欲しい理由の主なものは「キモい（気持ち悪い）」からだということがわかった。 ……そう言われちゃうと困ったことに反論できないんだよな。 精錬潔癖に生きてるつもりでも、税金を納めてても、困っている人を助けても、容姿と性根の醜さはそう簡単に直せないからね。 しかし、だからといって死ねってのはひどいよな。 誰だって望んでキモい人間になったわけじゃないのにな。

2011年02月24日（木）　 名曲は絶滅していない……よな? CD売れないと言われてる。 買いたい曲がないからだろうとも思うが、ひょんなことから買いたいような良い曲もあることを知る。 そういう時は買ったりするけど。 つまりなにが言いたいかというと、良い曲が人の耳に触れる機会が減ったんじゃないかね。 昔の名曲を聴いてると、昔は良かったなとノスタルジーに浸りそうになるが、たぶん今も名曲は人知れず作られてると思う。ただ昔はプロモーションの影響力が今ほど極端でなくて、チャンスは比較的均等に（本当に均等なはずはないが）与えられていた。それが今は営業力のある事務所の曲のみがメディアに出張ってくるから、世間に流れる曲がかたよっているだけなんじゃないかな、とか。 ふとそんなことを思った。 なんでかっていうと、井上陽水の『東へ西へ』を聞いて、キャッチーでいい曲だなぁ、記憶に残りやすいフレーズについつい引き込まれる歌声、これ今新曲として登場してもヒットするだろうなーとか思った時、あれ、今こういう曲は無いのか? ほんとに? 無くはないんじゃないのか? 聞こえてこないけど。とかそんな流れ。 まぁ、冷静に思い返せばぴろしきからオススメされた小野リサとか、アニソンをきっかけに知った新居昭乃や石川知晶など、いくらでも良い曲を歌う人はいるもんな。ただそういう人の曲は有線とかTVじゃあまり流れないだけで。

2011年02月27日（日）　 邦画の製作委員会の人のいいぶん 先日のザ･シネマハスラー、ライムスター宇多丸氏のラジオの映画評論コーナーは、いつもと違う試みだった。 TBSの映画の評論を、TBSの製作委員会の人間がいる場所でレビューしたのだ。 作った側の人間のそばで評論するという、どう考えてもやりにくい条件。内容を悪く言ったら「いやそれは違うんですよ」みたいなツッコミを受けながらレビューするという感じだった。まぁつまりTBSとしては局をあげて推しているタイトルなので、宇多丸氏が酷評しないようにお目付役を無理矢理つけたという感じだ。 題材は実写映画『あしたのジョー』。 まぁ、漫画原作の邦画でうまくいったのなんてほとんどないから。 必死にオブラートに包んだり怒られないように苦労しながら宇多丸氏はレビューしてたのだが、それでも製作委員会の人間からちょっと待てと突っ込みが入る。 それは当然、予想されたことだからいいんだけど、問題はそこでの製作委員会の人間の返答。 要約するとこんな感じ。 「メインの役者は頑張ってるのに監督が足引っ張ってるんですよ」 →「待ってくださいよ! 監督は頑張ってます! 頑張ってるんだからそれでいいじゃないですか!」 「監督の演出センスがないからこんな退屈な映像になるんです」 →「なにを言うんですか! 監督はとてもいい人なんですよ! 好人物なんですよ!」 「脚本がずさんなので白木陽子が何を考えて行動してるのかさっぱりわからない」 →「あのですね、白木陽子役の役者さんご本人に会われました? 凄くお綺麗ですよ、天使ですよ!」 「役者が本気で身体をつくり、体当たりの演技をしてるのに、SFX多用の演出で台無し」 →「身体が見られればいいじゃないですか! これは身体を魅せる映画なんですよ!」 ……なるほど。 邦画がダメになるわけだ。

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